2017年10月8日日曜日

20170930 新しい祭の姿を目指して「福田川夜祭り」を開催しました



最近、ブログの更新が滞っていました。二つほど、素敵なイベントを行いましたので、ご報告します。

祭を開催するスタッフも、祭に来られる地域の方も、みんなが川べりで楽しめる新しいお祭りの姿を目指して、9月30日(土)に「福田川夜祭り」を開催しました。


地域のお祭りを運営される方は、どんな思いで取り組んでおられるでしょうか。お祭りにいらしたお客さんは、色々楽しみ、時に学んで帰られます。一方、スタッフは準備やたくさんの来場者を相手に運営にてんてこ舞いで、お祭りを楽しむどころではない、と言うケースが少なくないと思います。また、お祭りには祀るものがあったり、目的があるはずですが、その目的から逸れてしまうこともあるでしょう。

私たちは、毎年秋、福田川の中流域にある名谷あじさい公園で、「垂水・川まつり」を開催してきました。毎回、800名から1千名ほどの来場者があり、川の自然環境保全活動のPRや、青少年育成活動のPRにも一定の成果をあげてきました。

このお祭りのスタイルを、今年は大きく変えてみました。モデルは、愛媛県をはじめ、四国各地で夏から秋にかけて河原で盛大に開催されている「いもたき」。屋台が並ぶところもありますが、基本的には地域の人たちが、河原に料理やお酒・飲み物を各々持ち込み、芋の鍋を囲みながら、交流するというものです。

秋の風物詩!いもたき(いもだき)とは【愛媛県


インターネットに掲載されているレシピを参考にして、鶏肉も加えて丹念にアクを取り、クラブのメンバーの自家製の味噌を加えて「福田川夜祭り」のいも炊きが完成しました。調理した自分で言うのも何ですが、かなり美味い!


今回は、試行開催のため、地域へのご案内はほとんど行いませんでした。福田川クリーンクラブのメンバーのほか、垂水・川まつりでもご一緒してきました、垂水すっきやねん!クラブの皆さん、ボーイスカウトの皆さん、そして、垂水の素敵な和菓子屋さん・辨天堂さんや地元の議員さん、さらには区役所まちづくり課の皆様にもご参加頂けました。
芋鍋のほかに、各々が持ち寄った巻き寿司やから揚げ、枝豆をほおばり、ビールや日本酒、差し入れのブランデーのような黒糖焼酎などをグビグビやりながら、地域の話題や川の自然環境保全の話題で盛り上がりました。

鍋と料理とお酒で、お腹を満たした後は、プロジェクターで、愛媛県の「いも炊き」を始め、全国の素敵な「夜祭り」の様子を紹介し、これからの「福田川夜祭り」のあり方を、話し合いました。アイデアや意見を踏まえて、来年は、地域の皆様にもたくさん参加頂ける、新しい秋の垂水・名谷の風物詩を作り上げたい、とみんなで誓い合いました。

夜空を見上げると、美しい半月が見えました。










20171008 川原橋のクリーン活動に新しいメンバーが加わりました



今日は、第二日曜日で、川原橋地区のクリーン活動です。素晴らしい青空の下、3名の方が初めて参加して、にぎやかな活動となりました。

高校二年生の女子生徒さんは、昔から福田川近くの垂水にお住まいで、お母さんと共に参加頂きました。今回、福田川をよりきれいにして、生き物も人間も集うような、豊かな場所に変えたい、と言うことで、高校の研究論文を書いており、福田川の下流域から中流域まで歩いて、独力で水質検査や植生の観察を行ってきているそうです。優秀なリケジョのタマゴで、クラブとしても大切にメンバーとして育てていきたいと思います。本日、論文の下書をお預かりしました。連休中に、じっくりと読ませて頂きます。

いつも参加頂いている親子のメンバーの下の小学校一年生の子どもさんは、引っ付き虫が長靴の中に入ったりして、少し苦戦気味。しかし、高水敷をチョロチョロ動き回るモクズガニや、ぴょんぴょん跳びはねるコオロギに、大変喜んでいました。川のクリーン活動は、このような楽しみがあると、長続きします。



今日の活動時間帯は、中潮の満潮で、集合場所の川原橋のスロープから先は、海水につかっていて、立ち入れませんでした。アシの茎に引っ掛ったゴミは、引き潮で海に持っていかれていることでしょう。



中流域の瑞穂公園前の高水敷には、草木が生い茂っており、今年は、クリーンクラブのメンバーが、残すべき在来種の木を剪定しつつ、何回か、草木の伐採を行ってきました。その残した大人の背丈ほどの草木の枝に、たくさんのビニール袋や包装紙が引っ掛っていました。先月の台風の際に、それほどまでに水位が上がっていたのかと、驚かされます。






相変らず、家庭ゴミの不法投棄もありました。

一時間ほどの活動で、11袋のゴミと、数本の破れ傘、釣り竿を回収しました。河口近くで集められなかったのにしては、たくさんの量です。