2024年4月14日日曜日

20240414 花粉に悩まされながら川原橋地区のクリーン活動を行いました

 今日は第二日曜日です。少し汗ばむような陽気のもと、福田川河口付近の川原橋から瑞穂公園に掛けての区間のクリーン活動を行いました。垂水区役所の森口副区長が応援の挨拶に来られましたし、灘区から同志社大学卒業生でこの春大阪府職員になった青年も、社会貢献活動を勉強したい、とのことで参加されました。ありがとうございます。

今日はヒノキ科の花粉がたくさん飛散しているのでしょうか、うちの娘たちは途中でティッシュを取りにいったん自宅に帰りました。私も、昨年、ソバの花が咲き誇っている横浜の鶴見川に入ってクリーン活動をしたときに、クシャミ鼻水、そして咳が止まらなくなり、喘息のスイッチを入れてしまいました。辛さはよくわかります。


今日も、川の横の道路も川の中の高水敷で、たばこの吸い殻がめったやたらと多かったです。また、河口付近の葦には、いつも通りビンカンペットボトルやお菓子の包装紙などがたくさん引っかかっていました。網戸のネットや、バイク用と思われるバッテリーの投棄もありました。川はゴミ捨て場ではありません。かんべんして欲しいです。


高水敷の土がたい積したところには、たくさんの穴が開いていました。朝早いからか、今日は姿が見られませんでしたが、やがて無数のクロベンケイガニが顔を出すと思います。ビオトープ前の川の中には、デタトリスを求めて多数のボラも集まっていて、道行く子どもさん連れの家族の皆さんが興味深げに眺めていました。


次回の川原橋地区のクリーン活動は、5月12日(日)8時からです。多数の皆さまのご参加をお待ちしています。



2024年4月13日土曜日

20240412 神戸市のオープンミーティングに登壇し、クラブの今年度の活動紹介や他団体との意見交換を行いました

 神戸市役所1号館1階ロビーで、神戸市の久元市長のコーディネートで「オープンミーティング 人と自然をつなぐ市民活動」が開催され、私も福田川クリーンクラブの会長として登壇しました。会場には40席ほど椅子が用意されていましたが、ほぼ満席になりました。さらに、会場の後ろでは、同じぐらいの人数の神戸市の職員も参加されていました。

パネラーとして最初に私の方から、福田川クリーンクラブの今年度の活動計画と、課題認識をお話させていただきました。









次いで、NPO法人子ども育ちわたし育ちMadrina代表理事の石丸さんと、NPO法人Peace&Nature代表理事のバハラム・イナルンさんが登壇されました。

石丸さんは保育士として、保育現場のあるべき姿と業務に忙殺される現実のギャップに問題を感じ、遠く北欧にまで出かけて先進の保育事業を学ばれたそうです。今はそれを五感で感じる環境教育として神戸の里山で実践されています。さらに、ご自身も鹿児島県の屋久島で自然環境を活かした理想の保育を探求し、神戸に持ち帰ろうとされているそうです

バハラムさんはイラン人で、イラン・イラク戦争時に来日されました。ご自身のお子さんの健康回復を考えたのをきっかけとして、今は、北区大沢町(おおぞうちょう)を拠点に、休耕地を再生した有機農法の推進や竹藪を伐採した里山づくりを、企業ボランティアも呼び込んで実践されているそうです。

活動報告の後、①後継者・担い手の確保 ②安定的な活動資金の確保 ③地域との更なる連携 ④提案力・専門力の強化 の観点から、各団体が苦労されている点やその対策を紹介し、行政への期待を話し合いました。

福田川クリーンクラブも、祖業のクリーン活動に飽き足らず、自然環境保全や川をフィールドに地域の方が交わる活動を繰り広げています。さらに活動に深みや拡がりを持たせる良いヒントが得られました。

久元市長からは、神戸の貴重な財産である里山の再生・整備を進める、そのためにまずは、非常な勢いで耕作放棄地や放置林を占拠しつつある竹林の伐採を、市役所内に市民と協働で推進する部局も設置して進めていく、との力強い話がありました。また、今年新たに副市長に着任された黒田さんからは、持続的な里山再生のためには何よりも人作りが大切で、神戸市としてその面でもサポートを図っていきたい、との話がありました。


先進事例を伺うのは、他の団体にとってもとても参考になります。また、市の施策を考える職員の皆さんにも、良いヒントが得られたり刺激を受けたりすることと思います。今後も、このようなイベントが継続され、その内容が広く公開されることを願います。




2024年4月7日日曜日

20240407 桜が満開のあじさい公園およびその周辺で、アルゼンチンアリの一斉防除活動で汗を流しました

 あじさいの名所の名谷あじさい公園には、ソメイヨシノもたくさん植わっています。今日の午前中、満開の桜のもと、アルゼンチンアリの一斉防除活動で汗を流しました。

福田川クリーンクラブの各所でクリーン活動を行っているメンバーや、神戸市環境局の職員、そして駆除の指導に当たる人と自然の博物館の三橋先生合わせて13名が10時半に公園の一角に集合。先生から今の時期のアルゼンチンアリが居そうな場所や毒餌の与え方の説明を受けました。その後、エサを調合しメンバーのバケツに小分けし、広い公園とその周辺を3方向に分かれて駆除に出発しました。毒餌は平たいスプーンを使って道路や擁壁の目地や石垣のすき間に入れて行きます。先生によると、機械的に等間隔に毒餌を置いても効果は薄く、アリの巣やアリの通路や隠れ家となっているところに置くのが良いとのことです。


昨年、一昨年と重点的に薬剤を散布したところには、アリの姿がほとんど全く見えませんでした。さては、大人数が集まりましたが今日は空振りか、と思いました。しかし、川の東側プロムナードのこれまで駆除が手つかずのところや、進入禁止の可動式のポールの根本、福田川の東西を行き来する橋のたもとなどで、雑草を引いたり土を払うと、いるわいるわ。気持悪いほどの数に驚きました。



今日、初めてアルゼンチンアリの実物を見たメンバーも少なくありません。私も、今日、環境局の専門家から巣から逃げ出して走り回る女王アリの見方を教えてもらいました。なるほど、深く穴を掘って暮らすのでは無く、平面を橫に橫に拡がる特性が、良く分かりました。


駆除活動はこれからも続きます。次回は、女王アリが代替りする前の5月末か6月初旬です。

公園の散水栓の蓋の裏側には、セアカゴケグモもいました。こちらも対策が必要です。



2024年3月31日日曜日

20240331 4月12日(金)に神戸市のオープンミーティングで、福田川クリーンクラブの活動についてお話します

 4月12日(金)の15時30分から1時間、神戸市役所1号館1階ロビーで、久元神戸市長のコーディネートでオープンミーティングが開催されます。テーマは「人と自然をつなぐ市民活動」まさにクラブの活動を一言で表すテーマ名です。今回、私もパネラーとして福田川クリーンクラブの地域活動や課題につきまして、お話させて頂きます。

市民の皆さんにクラブの活動に目を向けて頂く良い機会です。クラブのメンバーにとっても、近年多彩になってきている活動内容や今後の方向性をご理解頂けます。また、神戸市内の他地区で親子里山保全や休耕田再生に取り組む他団体のトップのお話が聴ける貴重な場です。私も楽しみにしています。

平日の夕方ですが、お時間があります方は、ぜひ三宮の市役所1号館1階ロビーへお越し下さい。


2024年3月24日日曜日

20240324 今年の「須磨FRSネット自然環境サミット」は落合池の特集。「落合池の水生生物と水質、そして環境再生に向けて」と題してお話しました

 須磨区の森・川・海の自然環境保全や利活用を共通目標として、須磨区内の自然環境保全団体が集まって2009年に「須磨FRSネット」が結成されました。以来毎年、総会が切れ目無く行われているそうです。今年は「自然と歴史のたからもの、落合池の現状を知り、今後を考えよう!!」をテーマに、須磨パティオのパティオホールで開催されました。

福田川にはいくつかの源流がありますが、その最大の源が落合池です。私も「落合池の水生生物・水質と環境再生に向けて」と題し、二番バッターとして短い時間ではありますが、お話させて頂きました。その発表資料を公開します。































会場には環境保全団体だけでは無く、落合池やその周辺の落合中央公園の再生、利活用に関心をお持ちの市民や学生さんが集まりました。さらに昔、落合池で遊んだり、農業用水として落合池の水を利用したというシニアの方まで幅広い層の市民の参加がありました。



この一二年の間に、住民の池への関心が急速に高まってきています。我がまち名谷ニュータウンの再生には、落合池の魅力度向上が欠かせないと言うことです。それを受けて一昔前までは、安全が確保出来ない危険な池として「由らしむべし、知らしむべからず」の姿勢であった当局も、近年利活用に推進に舵を切ったようです。
今日は、新たな落合池作りに向けての具体的な第一歩になりました。福田川クリーンクラブとしても、須磨FRSネットやそこに集う団体と今後も密に連携したいと考えています。